『BOOK AND SONS』でタイポグラフィに囲まれる心地よさ

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休日の一番好きな過ごし方はお気に入りの本屋を見て回ること。学芸大学駅近くのタイポグラフィ中心の古書店『BOOK AND SONS』に行く頻度が最近増えている。

僕はデザインやグラフィックに関わる仕事に携わっているわけではないが、昔から文字やタイポグラフィに人一倍興味があって趣味でグラフィックデザイン関連の本やポスターをこつこつと集めてきた。あとマッキントッシュにのめり込むきっかけになったのも“フォント”だったり。そんな僕の欲求を満たしてくれる『BOOK AND SONS』、あまりに心地よすぎて人目を気にしなければ何時間でもいたいと思える最高の空間だ。僕が最も好きなグラフィックデザイナーのネヴィル・ブロディの作品集を眺めたり、何年も探していたディーター・ラムスの展覧会の図録が見つかったり、いま一番気になるNASAのグラフィックマニュアルが入荷する度すぐに売り切れてしまったり、、、とにかくタイポグラフィ好きにとってここはすべての要素が自分の感性を刺激してくれる特別な場所なのだ。次の休日もまた僕の足は無意識にここを目指しているような気がする(笑)。




併設されているギャラリースペースにて開催された本年度アカデミー賞受賞映画「ムーンライト」の日本宣伝デザインを手がけたアートディレクター石井勇一氏の作品展示会