僕がいつも持ち歩いているアナログなメモツール

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何かメモしたいときはポケットからサッとiPhoneを取り出し、FastEverにフリック入力→Evernoteに保存というデジタルなスタイルがものすごく早いし快適だった。

でもそのデジタルなメモ術はなんとなく味気ないというか事務的というか(うまく表現できないが)入力した時点で自分の脳からアウトプットされてそれで終わりみたいな感覚なのだ。もちろんメモを残す=目的を果たす場合は全く問題ないのだが、そのメモをフックとしてさらに発展させたいアイデアだったり閃きだったり考えの整理だったりする場合には自分の手で紙に書くというアナログな行為が重要な気がしている。書くスピードは考えるスピードよりはるかに遅いから、書いている時間が考えの断片をつなぎ合わせて自分の中にインプットしてくれるとでも言うのか。だから最近は小さいノートとボールペンのミニマルなセットを手ぶらのとき含めていつも持ち歩くようにしている。

ポスタルコのノート

『ポスタルコ』のA7リング綴じノートを選んだのは、デザイナーのマイク・エーブルソン氏本人がこのノートをいつも持ち歩くために作ったこと(実際にマイク氏が使っているのはひと回り大きいA6サイズのようだ)あと方眼のマス目が1mmで色が薄くなっているのは文字を書くときにはマス目を意識せず自由に書けるし、図面やドローイングはやっぱり方眼のほうが書きやすいという両方にこだわっているからだそうで、そういう細かいところの着目はさすがだなぁと。あと糸綴じではなくリング綴じにしてあるのは外で立ったまま書くとき表紙の部分を折り返していつでもフラットな紙面をキープしながら書けるようにというこだわりだとか。そこは確かにロディアとは違う。

ラミーのボールペン

相棒のボールペンは『ラミー』のピコ。ズボンのポケットに放り込んでおいて違和感のないペンといえばもうこれ以外に考えられない。携帯時は長さ92㎜、丸いボディの一段細くなっているほう(ポケットの中で触っただけですぐわかる)をノックするとパコッという軽快な音とともに胴軸がぐいっと伸びペン先も出てきて長さ123㎜のフルサイズのボールペンになる。このギミックがなんとも楽しく、しかも片手で起動させてすぐに筆記体勢に入ることができる。この優れた伸縮機構は世界特許を取得しているそうだ。あとボディのややペン先側に貼ってあるロゴプレートは机の上でコロコロと転がってしまうのを防ぐという役割も兼ねている。ラミー社の前社長ドクター・ラミー氏はスーツのポケットにこれが入っていないと落ち着かないというほどの惚れ込みようだったらしい。実は最近ぼくもその境地に近づいている(笑)。