二俣公一氏デザインの電源タップ

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かれこれ15年位使い続けている我家の電源タップ。かつて根津美術館そばにあった僕の一番好きなインテリアショップだった時期の「イデー青山本店(2006年閉店)」にて購入したもの。

国内外でインテリア、建築、家具、プロダクトなど多岐に渡るデザインで活躍する二俣公一氏による傑作。なぜこれほどシンプルで美しく機能的なプロダクトが製造終了となりもはや手に入らないのか、本当に残念で仕方がない。

生活に必要不可欠でありながらその存在を軽視されることの多かったコンセントタップ。それを他の家具と等価に扱うプロダクトとして、既製部品を多用しつつこの機能独自の再構築を計った。

残念ながら購入できずじまいだったブラックバージョンもクールでカッコイイ。

二俣氏といえば代表作とも言える真空管オーディオアンプ「22 tu:tu:」のデザインも素晴らしい。トップに存在する2本の真空管と前面に配された大きな2つの操作ダイヤルを特徴とするミニマルなフォルムがどんな空間ともマッチするまさにタイムレスなプロダクト。真空管アンプならではの温かみのあるサウンドは優しく響き、B&WのCM1あたりの小型スピーカーと組み合わせれば最小かつ最高の音楽空間を作り出すことができる。

たかが電源タップ、しかし日常の空間にあたりまえに存在するプロダクトを妥協せず選ぶちょっとしたこだわりこそが、日々の心地よさを積み重ねていく大切な要素だと常々思っている。