『嶋田洋書』50年の歴史にピリオド

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昔から本屋が好きだ。特に写真集やデザイン関連の本、外国の雑誌など見てるだけでワクワクする。なんと青山にある老舗『嶋田洋書』が閉店するというショッキングなニュースが。

僕の若かりし頃の知的好奇心を満たしてくれた本屋は六本木交差点近くの「青山ブックセンター」とここ『嶋田洋書』だった。当時まだ青山通りと骨董通りの交差点近くにあって、ちょっとしたランドマーク的なお店だった。写真集や洋書なんて一冊の値段がべらぼうに高いから、とにかく足繁く通って何度も眺めてはお金を貯めようと決意したものだ。そうやって少しずつ増やしていった本にはたくさんの思い出がつまっているし、その思い出は本屋で過ごしたワクワクした時間と共にある。


でもふと考えてみると、今でも本屋が好きでよく足を運ぶ自分もいざ買うとなるとアマゾンで目当ての本を検索しポチッたりしている。今回の残念なニュースにいろいろな思いが去来し複雑な心境になった。閉店セールが始まっていたので前から欲しかったアートブックと写真集を何冊か救出してきた。