『Born To Be Blue 〜 ブルーに生まれついて』

Movie

いま公開を一番楽しみにしている映画がチェット・ベイカー激動の半生を描いた『Born To Be Blue』。

主演のイーサン・ホークは6カ月に及ぶトランペットの集中トレーニングを受け、劇中の数々の名曲は本人が歌っている。チェットのあの甘い歌声や天才的なプレイと比較するのは酷だが、渾身の演技が素晴らしいと絶賛されている。「僕が表現したかったのは、“悪い”仮面の下に隠された人間の姿だ。チェット・ベイカーに対する愛情が感じられなければ、彼を演じたりしない。もちろん修正を加えて美化したくもない。彼はたくさんの問題を抱えた人間だった。僕はそういう人物を、愛情を持って演じたかったんだ」。
余談だが、チェット・ベイカーの前歯は1本抜けていてそれがあの哀愁を帯びたサウンドに影響していると言われている。果たしてイーサン・ホークの前歯は?(笑)とにかく早く観たくて仕方がない。