藤原ヒロシ流「タイムマネジメント術」インタビュー

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藤原ヒロシ氏に音楽プロデューサーやミュージシャン、デザイナーなどの肩書きはもう必要ないだろう。藤原ヒロシ名義でどんなジャンルの仕事でも常に最先端の形として発信し、また世界中どこであれ瞬時に移動し地球の裏側でさえごく普通の日常にしてしまう、正真正銘のグローバルな存在だ。

そんな氏の「タイムマネジメント術」に関する興味深いインタビュー記事が掲載されていた。

完全に自分の時間と呼べるのは、午前1時くらいからですね。そこから5時くらいまでがひとりで自分の作業に没頭できる時間です。深夜にのんびりとした気分で作曲やデザインを行っています。デスクはないので、ソファーでギターを弾いたり、ベッドでラップトップパソコンを使ったり。寝るのは、だいたい寝落ち(笑)
スケジュールをなるべく集中させて、そのぶん何も予定のない日を作るようにしています。空いた時間は、急に友だちと会うこともあるし、思う存分作業に没頭することもある。僕の場合、そうやってメリハリをつけることで、時間を効率的に使えている気がします。空いている時間があれば、急にやりたい仕事が入ってきても対応できるじゃないですか。
それでも時間は足りないですね。もっといろんなことをやりたい。寝る時間がもったいないけど、寝ないとカラダがもちません(笑)
GQ JAPAM「1:00AM『自分らしく過ごせる時間が始まる』」

そう、藤原流タイムマネジメント術は「時間を空けるために、詰め込む」。1週間のうち2日は予定をいれないようにしてイレギュラーなことを楽しめる時間をあえて作っているという。それが結果として仕事にも遊びにも(その境界はないようにも思えて羨ましいのだが)よい循環となって自由で斬新な発想の源にもなるのだろう。それでもまだ時間が足りないと感じているとはちょっと意外だが、それはきっと氏にとってやりたいことのアイデアが尽きることなどあり得ないからだ。